ゼオスキンによる肌のかゆみについて:副作用と対処法

脚

ゼオスキンを購入して使用した場合、肌が急にかゆくなることがあります。
特に、肌が弱っている人にこの作用が出ることが多く、中には肌に合わないとして、途中で使用を諦める人もいるようです。
トップページでも触れましたが、この肌のかゆみは、ゼオスキンに含まれているビタミンAが関係しています。
ここでは、ゼオスキンによるかゆみの原因と、その対処法についてお話しましょう。

レチノイド反応

ゼオスキンによるかゆみの原因は、レチノイド反応(別名A反応)と呼ばれる現象にあります。
レチノイド反応は、肌にビタミンAが不足しているときに起きやすい現象です。

ビタミンAが不足している肌は、肌の代謝が遅い傾向にあります。
しかし、ゼオスキンによって高濃度のビタミンAが肌に吸収された場合、肌のターンオーバーが普段よりも早くなり、角質の排出が活発になります。
その結果、落屑(らくせつ)が生じ、肌のバリア機能が一時的に弱まってしまうのです。
これが原因で肌が刺激に敏感になって赤みが増しやすくなったり、乾燥しやすくなってかゆみが生じやすくなったりします。
これがいわゆるレチノイド反応の正体であり、刺激に弱くなることで肌がヒリヒリしやすくなる場合もあります。

対処方法

このレチノイド反応は、ゼオスキンの使用をやめるか、使い続けることで次第に改善されます。
前者だと肌のビタミンAの供給がなくなるため、ターンオーバーももとに戻るからです。
症状は治まりますが、これでは肌の状態は改善されません。
後者の場合、肌の状態が改善されて健康な肌になっているため、肌が刺激に強くなり、バリアも正常に働いている状態になります。

つまり、ゼオスキンを使用して肌がかゆくなったり赤くなったりした場合、使用を止めるのではなく、ゼオスキンを使い続けるのがおすすめです。
しかし、かゆくなった肌を掻きむしると肌が傷つくので、かゆみが我慢できない場合はクリニックに相談しましょう。